Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

第25回文学フリマ東京出店レポート

四回目の 反省の 時間です。

 

 

それぞれの作品の特徴

 

●それぞれの作品の特徴を教えて下さい(前回の反省と同様なので新刊以外は読み飛ばしても)。

 

 ・紳士靴九話。既刊です。私が持っている靴のイラストとそれに関するレビューをエッセイ形式でまとめたもので「既製靴」と「注文靴」で分かれています。既刊と比べて絵の分量が多く、表紙も内容がわかりやすくデザインされています。

 

・紳士靴九話ポストカード。せっかくイラストが多く出来たのでポストカードにしました。

 

・紳士靴十一話。内容は十八話と変わらず、靴の紹介+気づき、日常という感じ。表紙のデザインや紙面設計をマイルドにしたので「靴と生活」から「お気に入りの靴とせいかつ」というようなテイストになったと思います。「十八話と九話の間くらいのノリ」な一冊。

 

・紳士靴七話。十一話のアップデート版。という認識でも良いのかなと思います。注文靴が多いのがポイント。

 

製作

 

●意識したことはなんですか?

見開きで靴の絵を載せるのをやめました。あまりキレイではないので。

あとは冊子自体を大きくしました。A5版です。

絵を良く見せたいならB5くらいでも良いのかなとかなんとか。

携帯性と可読性がネックになりますが。

それと、タイトルを大きくすると売れるなんて話を知りましたがこれは本当にそうでした。

 

●大変だったことはなんですか?

今回は時間がないのが大変でした。

 

●完成したものはどうでしたか?

シンプルでパンチの効いた一冊になりました。表紙が良いですね今回は。

 

 

ブース設営

●意識したことはなんですか?

今回は特にないです。次回からこの項目はなくなるかもしれません。

 

●上手く機能したことはなんですか?

今回はPOPとTwitter、WEBカタログの宣伝がかなり効きました。

Twitterを見てきました」「WEBカタログを見て」なんて言ってもらえる方が多数。

 

●機能しなかったものはなんですか?

A3ポスターの文字を盛大に間違えていて最新作のタイトルが「紳士靴十一話」になってたのは笑いました。原画とトレイを忘れました。

 

●ブース設営という意味だと棚を使った三次元的なレイアウトが見られますが導入するつもりはありますか?

これはもうないですね。質問としても次回からナシ。

 

 

販売

 

●意識したことはなんですか?

コミティアと同日開催だったので最初はそんなに気合を入れすぎないことと、ピークはいつもと違うはずなのでどういう流れかは気にしていました(よく見られていた方は私が始終キョロキョロしたりお客さんの意識がこっちに行ってないときによそを見ていたことに気づいているかもしれないですね)。

 

●上手く行ったことはなんですか?

リピーターの方が今回は特に多かったような。これはずっと右肩上がりですね。

 いつもありがとうございます。あとは、人通りが増えたときは接客時間を長く取って人だかりを作ったりとか。

 

●上手く行かなかったことはなんですか?

休憩に出ないとダメですね。あと、名刺はいらないわ。

 

●見本誌提出はどうでしたか?

見本誌は出した方が良いです。絶対です。

 

●事前の宣伝はどうでしたか?

Twitter、ブログで行いましたが今回はかなり機能しました。

宣伝大事。

 

●実際何部くらい売れましたか?

トータルで50以上は出てると思われます。

 

その他

・エッセイブースはどうですか

こっちのが評論ブースよりも人の流れは良いかなーって感じはします。

あと買い上げ率は絶対こっちの方が高い。

 

・ブースに足を止める層はどうでしたか?

 

女性がどんどん増えてます。全部買いも4回くらいあったかな。

何年も前の話を引っ張りますが「私があの場で接客をして売るのが良い」という言葉は案外的を射ているような気がします。話をして買ってくれる人が今回は特に多かったからそれが楽しかった。

 

総評

今回は売れた売れないとは別のところで私を私と認識している人やあるいは、事前に調べてきてくれる人が特に多くそれはすごい嬉しかったです。「決めてた」「気になってました」「リツイートしてくれて、良くて」どれもありがたい言葉で創作のモチベーションも上がります。「情熱がここまである人もなかなかいない」「なんでここにこういう人がいるのかわからないけど、良い」などそういう話をしてくれる人もいました。

最近は次回はどうするかな……と悩んでいたところなので、とてもうれしいです。

あとはTwitterで感想を書いてくれる人もありがとうございます。

本当にまぁ、なんでしょうね。ええ。

 

過去の反省記事です。

 

一回目はこちら

re-11colors.hatenablog.com

 

二回目はこちら

re-11colors.hatenablog.com

 

三回目

re-11colors.hatenablog.com

紳士靴七話の「当日の話」

こんばんは。今週も11月23日(木)開催の文学フリマ東京に向けての準備を終えた、新作「紳士靴七話」のプレビューの時間が来ました。

 以前のプレビュー、3回分はこちらと

re-11colors.hatenablog.com

 

こちら。

re-11colors.hatenablog.com

 

そしてこちら

 

re-11colors.hatenablog.com

 

と言った具合なので読んでいただけるとうれしい。

さて、今日は当日の話をしようと思う。

 

 

売るものはこちらです。

今回、用意しているのは

 

・紳士靴九話

・紳士靴十一話

・紳士靴七話

 

の三作。それぞれをサラッと説明すると

 

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入門向け。最初の一冊にオススメの紳士靴九話。

右ページが絵、左ページが文ととてもわかり易い構成で、なおかつ見開きで一話が完結しているところだ。文章は短めで特に凝った話もしていなくとても読みやすい。

「電車やバスの待ち時間にサクッと一話読む」

なんていう読み方にもとても適している。

 

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絵がキレイで読み応えもある紳士靴十一話。

今回販売させていただくもので収録話数も、ボリュームも多いのが、この紳士靴十一話だ。この頃から絵に興味関心を抱くようになり靴をよりキレイに描くことを意識しだした。読み応えのある靴本を手にしてみたい方は間違いなくこの十一話だ。

 

 

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最新作。読みやすく、適度なボリューム感が特徴の七話。

最新作ということで、これは私も自信を持っておすすめできるものになっている。

絵の綺麗さもそうだが、ボリュームも程よく退屈にならないような分量を意識。そして何より特徴的なのは注文靴を中心に書いたこと、それと記憶の中の靴の話を書いたことだろう。

靴をオーダーしてみるとよく分かるが、デザインで悩み、素材で悩む。更に加えると「どこで頼むのかに悩む」。とにかく悩みが尽きないわけだが、一番最後のものはブランドのオーナーとのやりとりなど人との相性が関わってきたり「こういう人が作ってるなら良いか」と靴との距離が既製品より明らかに近くなる。

靴と私の距離感が最も近い本と言っても過言ではないだろう。

判型をB6からA5にしたので全体的に読みやすく、見やすくなっているのもポイント。

 

そしてそれぞれの販売数と価格は以下の通りになっている。

 

・紳士靴九話  10冊(500円)

・紳士靴十一話 20冊(600円)

・紳士靴七話  50冊(600円)

 

興味のある方は当日私のブース、二階のオ-11に来ていただいて手にとっていただけるととても嬉しい。

さて、今回は特に公開するものももうないのでネタが切れたと思ったのだが当日の目印として使うこれを公開して終わりにする。

 

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サークル名:紳士靴四話

ブース位置 : オ-11 (Fホール(2F))
カテゴリ : ノンフィクション|エッセイ・随筆

 

c.bunfree.net

 

当日までもうあと一週間。私は当日着る予定のグレージュのスーツを明日取りに行くのが非常に楽しみ。そして当日もとても楽しみ。

それでは11/23(木)皆様に会えるのを楽しみにしています。