今週のお題「雨の日の過ごし方」
雨の日は本当は家の中でダラダラしていたいのだけど、仕事がある以上そうはいかない。休みの日だって買い物に出たりする必要が出てきたり、どうしても遠出しないといけないこともあるから一日中部屋で過ごすにはそれなりの準備が必要で「ダラダラする準備をする」というのもおかしな話なので、何らかの形で外出することになる。
また、雨の日は人が普段集まるところは多少集客が落ち着いていたりして、それはそれで狙い目だったりするので(特に巨大な温泉施設、スーパー銭湯など)、一考に値する。
私はスニーカーを持っていないので雨の日でも革靴を履くことになるが、その場合は黒色で脱ぎ履きがしやすいものを履くようにしている。
黒はどんなに濡れても黒なのでそれ以外の色と違ってシミになることはなく、また白とも違って汚れが目立ちにくく、比較的良い状態を保つことが可能だ。
厚みのあるしっかりとしたものであったりすれば尚良い。ゴアテックスなどを内側に張ったものもあるが、私はそういったものはラインナップには加えないので選外。
この条件になんとなく当てはまるものを考えるとオイルドレザーと呼ばれる革に油分がたっぷりと含まれた革がそれに当たるのでそれを履くことが多くなる。
脱ぎ履きのしやすさは雨の日に帰宅し、玄関にいる自分から漂う悲壮感に関わる。
細々と紐を解くのも面倒だし、この悲壮感の前では踵が抜けにくいようなラストの工夫は却って面倒だ。また脱ぐときにも気を使わないと行けないという面倒さが私の心を蝕む。
この場合は思い切ってサイドゴアブーツだとかを選ぶのも良いんだろうけどそこまで足にバシッと合うサイドゴアブーツを雨にも対応させるのはなんだかもったいない気がするし、合わないそれを履くつもりはサラサラない。
こんなことを考えながら靴を選んでみて、私が履いていてこれは楽だと思うのはチロリアンシューズと、ワークブーツ。
特に短丈のブーツは非常に楽。靴べらは要らないし、それでも履き口は紐を十分にほどけばかなり広くなる。紐もワークブーツになってくると通す穴にハトメと呼ばれる金具が露出するデザインになっていて滑りの良いフープの中を紐が通り形になるのでかなり楽に広げることができる。力任せに紐をぐいっと引っ張れば、穴の何処かに引っかかることもなく、そのまま足をしっかり固定できるのも良い。
あとは、こういった靴はある程度ワイルドに使ったほうがかっこよくなったり、あるいは自分の中で愛着が湧きやすい気がする。決して快適ではない環境にも付いてきてくれる良さ。みたいな。
まぁ、一足試しに買ってみましょうよ。とはいつも思います。