
今月は忙しくないのにあまりプラモ作らなかったなぁ、というわけではなく単に組み立てただけのものが、かなりあるという状態だった。ブラッドボウルのスターターセットを購入したのでその中に入っているチームをひたすら組み立てていた。あとは、バイクや飛行機も無塗装で作り終えたのだった。
色を塗ることの面白さは「果たしてそれは本当にその色なのか?」というところだろう。漫画なんかでも、白黒の世界では金髪は真っ白で表現される。なので緑を緑で塗っても果たして本当に緑なのか?というのは大きな悩みである。ジャンプみたいな週刊少年誌は紙に色が付いているから、先週は薄緑色の服を着ていたかと思ったら、次の週は薄赤になる。ただし、カラーページや表紙に設定通りの色があるから脳内補完されるというわけだ。

しかし、これが90年代〜00年代くらいだと作家がまぁまぁ遊んだりするので単行本の表紙では髪の毛が青かったり、茶色かったりする。そうなるともう解釈というのは破綻しない程度には幅広くあるということになるのだろう。
そんなことを思いながらボックスアートを見ながらタミヤのSASジープを塗装した。緑や紫でバシバシと影が入っていきながらも違和感のない形でイエローベージュ方向に色が立ち上がっていく様子はキレイだったし、私もそれを真似した。そうすると指定色通りではないものの、砂漠感のある雰囲気に仕上がるので、塗装することで何をしたいのかというのはかなり大事なんだな感じた。

ブラッドボウルのインペリアルノビリティはどういう色にしようかだいぶ悩んだが、下地の赤に対して強引に色相をずらすとどんよりしそうだったので、赤を中心にというところまでは決めていた。スプレーでどんなに真っ黒にしようと、塗料が粒子の集まりである限り、完全に下地を覆い尽くすのは難しく、それを達成しようとすると繊細なディテールは潰れるだろう。
赤は進出色なので、後退色の青とうまいこと組み合わせると前後関係がはっきり出るだろうと考えたが、思ったよりもキレイに塗装できた。ちなみに今月は2つ……というわけではなくウォーハンマー ストアで商品を購入するともらえるフリーミニチュアが2つある。ただし、それは今お店に置いてもらっているので写真に撮れないのであった。

