定期的にタイトルの様な現象に見舞われる。
シングルモンクストラップという形の靴が猛烈に好きになる時期なのだが、その時期に私は突入したようだ。
モンクストラップの主な構成要素を考えてみると
・ラスト(靴その物の形)
・ベルトのバックル
・ストラップの大きさ
の三つと併せてどの靴にでも鍵を握る「パターン」があげられると思う。
写真の靴はそれぞれのバランスが私の中でかなり好みの形なのだ。
一枚目の写真の様に細く、四角い価値のラストは非常に直線的でモダンだ。
それに併せるようにバックルは四角く、ストラップは帯状に土踏まず周辺をくるっと包むような形の構成。
割と良くある形はこのストラップ部と後方、つまり踵の方の後ろ半分が一体化させ、曲線的かつ少ないパーツ数で形作るやり方だがこの靴は前・後ろ・ストラップと別構成になっているのが良い。
大きくかつ直線的なストラップが真面目さを感じさせるのでそういう意味ではより「モンク(修道士)」的なイメージを表に出しているように思える。
この手の靴はまず脱ぎ履きの良さが日常生活にスマートさを与えてくれるのが嬉しい。
加えて先述した構成要素が理想に近づけば近づくほどそれは「つい履きたくなる靴」になっていてしまうのではないか。