Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

持ち物を再確認するということ

 

持ち物を見直すと、自分がパリッとしてくる。パリッとした感じって「自分をコントロールしているような感覚」だと思う。そのせいか、話し方や動きにも神経が通っている気がして、最近はムードを作れている。

 

それにしたって、ここ数ヶ月の自分はわがままだ。ある日突然、電車の中で「バックパックはもう良いかな」とふと思った。それは重苦しさとか、荷物を一生懸命背負っている雰囲気が原因だろうか。あとは背負うことで管理を放棄している感じとか。

 

次の日からは、昔買ったポーターのヘルメッドバッグをメインで使うようになった。プライベートでも同じようにリュックから距離を置くことにした。今はL.L.Beanのグローサリートートがメイン。大きなトートバッグで、普段買うものはだいたいこの中に入る。デカいくせに作りがシンプルなので取り回しが楽で、動きに軽さが出る。ヘルメットバッグもグローサリートートも、ずっしりとした見た目にならないのが良くて、今はとても気に入っている。

 

 

 

 

 

時計もかっこよくしたいと思った。これは今までの時計の否定ではなく、好みをアップデートしたかったのだ。

 

クラシックカーのプラモデルを作ったあとにふと「これでレースをしたら、現在時刻とストップウォッチ両方を一度に見られるのはクロノグラフだな……」とクロノグラフの一覧性の高さに気付いてからはすっかり惚れている。だったら一番欲しいものをと思ってDAMASKOのユーロファイターモデルを買った。

 

 

 

 

 

靴だってちゃんとしたい。良い靴はたくさん持っている。磨き直したのと、楽だからという理由でワークっぽい雰囲気のある靴ばかりを履くのをやめた。というか私の場合は持っている靴の殆どがどちらかというと道具寄り。それでもEDWARD GREENのDOVERのような、ドレスシューズよりのメーカーが作る、道具寄りの靴をちゃんと履くようにした。

 

持ち物を再確認する行為って、総じて「自分をしっかりと演出したい」って気持ちの現われだと思う。多分「楽」と「だらしない」は紙一重だ。ここまで書いて気付いたけど、バックパックなんかは自分の中でだらしなさが限界点を超えたのだろう。楽さに甘えるとだらしなくなってくる。