Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

客と店員、ウォーハンマーストア神保町にて



 

ゴールデンウィーク中に忙しくしていたらウォーハンマースト神保町店のペイントコンテストにエントリーするのを忘れてしまった。なので先日お店に訪ねた際に「うっかり忘れてしまいまして」などと話しながら、撮影したミニチュアを見せると「おおお!良いですねこれ!」と褒めてくれた。嬉しい! と思っていたら続けて、「剣もしっかり塗られていますね!」「ローブをシンプルな色にしたから剣の塗装が映えますね!」と言ってくれて、マジで楽しかった。褒めるのがうまい! というか一瞬で鑑賞する力の高さに驚いた。

 

 

ウォーハンマー 40000 インぺリウム(11) 2023年 4/5 号 [雑誌]

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ウォーハンマーストア神保町に行くのが好きだ。行くと結構な金額を使ってしまうので注意しないといけないのだけど、それにしたっていい店だなと思う。というか、俺は服もそうだけどセレクトショップよりは直営店で買い物をしたい。もう10年以上前に付き合っていたアパレル店員の彼女が「セレクトショップで買う人は、たくさんの選択肢から選びたい人。直営店で買いたい人はある程度欲しい物が決まっていて、そこから深さを出していきたい人」みたい話をしていた気がする。すっごい昔の話をいきなり思い出したな、俺。

 

直営店の魅力は、それ専用の雰囲気をまとったお店づくりと、店員さんの知識の深さだろうか。実際、神保町のストアに行って「これが欲しい」とか「これはなんですか」というと結構な知識量を注入されるので頭がパンパンになって気分が良くなる。もはやそれを聞きに店へ足を運んでいる気すらしてくる。あとは、私の家から神保町のアクセスが相当ややこしいことになるので、行きも帰りも楽しいというのもあるけど。

 

 

もう何年も前になるけど私も店員をやっていた。なので、客が人(店員)につくというのはよく分かる。異動するとそのままお客様もついてくる、みたいなことは結構あるのだ。多分今の私は神保町の店員さんについているという状態だと思う。

 

取り扱っている商品が専門的なものであればあるほど、客に人がつくケースが増えるんだな……というのを客側の視点からひしひしと感じている。「色んな意見が出てくるけど、ネットで調べても分からんな、これ」となるようなものを私も取り扱っていたからか、店員と客の両方の見方ができるのが今は楽しい。

 

ウォーハンマーも大事なところはインターネットだと捉えきれない気がする。私みたいに対人戦は行わないで、1つ2つのミニチュアを塗って楽しんでいる場合は余計にそうだ。だから直営店を訪ねて、質問することで知りたかったことをスルスルスルスル話してくれる人がいるのはありがたい。それに、個人の語り口というのがあるので「この店のこの人」という風になるのだと思う。

 



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