Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

他人のダイストレイを見て、ミニチュアゲームはキャンプなのかもしれないと思う話

 

家に帰ってはアレがあるといいな。コレがあるといいなと思うのである。

 

それはまるでキャンプ場のようなものだと思う。よいしょと荷物を降ろして自分の道具を使って遊びに興じる。すると、あの人はこんな道具を使っている、この人はこういう箱にミニチュアを入れて持ってきているみたいなことがよくわかる。昨日、ウォーハンマーストア神保町はウォークライというジャンルのゲーム会が開催されていて、ストアに入ると長袖シャツでも暑いくらいの熱気だった。

 

プレイヤーの手元をふと見るとダイストレイがある。ダイストレイ自体の存在は知っていたが自作のものだろうなというのがすぐにわかった。額縁にフェルトかベロアのような起毛素材を入れたもので、よく考えられていると思った。それに、そこに綺麗にダイスを並べてプレイしている姿はスマートだった。降った後のダイスが振りっぱなしであったり、せいぜいそこらへんにそれっぽく整えておくというのが今の私であって、その様子になんとなく申し訳なさを覚えていた。

 

 

もし、道具があれば私もスマートにプレイできるだろうか。プレイスタイルはまだわからないことが多いというのもあり、たくさんの状況を体験したいので野蛮というか、積極的に突っ込んで行くタイプである。しかし、それ以外は落ち着いていたいものだ。なので同様のダイストレイを作ることにした。

 

100均でフォトフレームと、フェルトを買ってくる。そうして、フォトフレームの背板についた脚を外す。スプーンを使ってテコの原理でメキメキメキとやるとすぐに外れるので、その背板を型紙にしてフェルトを断裁する。そしてそれをガラスの代わりにいれて終了だ。一瞬「脚を取るのが面倒なので、ガラスを背板にすれば良いのでは?」と思ったが割れるリスクがあるのでやめた。

 

 

作るのは非常に簡単だったが、フェルトや額縁の厚みにはもう少しこだわる余地があるかもしれない、フェルトはベロアやスエード、あるいはレザーにしても十分に雰囲気が出るだろうなという感じだ(というかフェルトを二重にするというのはアリだと思う)。額縁の厚みがそのままトレイの高さになるのでもう少し高くても良い。とはいうものの、サイコロを振ってみるとコトンと心地のよい音を鳴らして接地してくれるので気分がいい。それに額縁を使うことでフチを基準にカンカンとダイスを綺麗に整頓できるのも機能的だ。

 

 

こうして装備を整えて行くことになんとなくキャンプっぽさを感じるのである。私自身は諸々の備品は角2サイズの革製の書類ケースに入れて持って行くみたいなことをやっているので、所持品を選んで揃えることに楽しさを感じるタイプなんだと思う。