
ネクロムンダにはビークルルールというのがあり、それは乗り物を使って遊ぼうぜ!という趣旨のものなのだけども、バランスがリアルすぎて、人間がトラックを破壊するのは結構大変なんだなと気づかされる面白さがある。逆に、乗り物を一撃で爆発四散させる武器が存在したとして、それを人に向けるとどうなるのか……というゲーム設計の妙もある。

ビークルルールを楽しむかどうかはさておき、メインのギャングの乗り物くらいは持っておきたいと思い、一年くらい前に買ったOutrider Quadsを仕上げた。オーロックギャングが操る乗り物である。塗ってみると、普段は徒歩移動がメインの世界観が急に広がった気がしてとても楽しかった。特に2台目は、手持ちのギャングとは異なる色で塗装したので、フリーの運び屋という雰囲気が出た。ネクロムンダに限らず、ゲームズワークショップの製品は自分で世界観を作っていけるん面白さがあるんだろうなと気づいた。
また、キャンペーンで使うギャングのメンバーを入れ替える都合上あらたに三人塗装した。肩から銃を吊り下げたリーダーは渾身の出来。キットバッシュというミニチュアのパーツをいろいろ混ぜて作る手法で完成させました。キットバッシュの第一歩は手首から先の武器を変えること。

モルヴェンヴァール(Morvenn Vahl)はウォーハンマー 40Kのミニチュアの中でも屈指のかっこよさがあると思う。ゴシック調の装飾とマシンが組み合わさる面白さで、いつかは作りたいと考えていたが、このタイミングで作ってよかった。全体を真っ黒に塗り、シルバーでドライブラシ。金属面は薄めた塗料でフィルタリングしていく。重厚感を出せたのがよかった。塗り映えのするミニチュアがウォーハンマー にはいくつかあるし、こういう独特の造形は唯一無二だなぁと思ったり。

マシーネンのPKAは塗ってて楽しく、ウォーハンマー とは真逆の魅力があった。ウォーハンマーはミニチュアのディテールがはっきりしている分、塗装によって面を表現したり、タッチを入れていくことで風合いをコントロールするといった作業をしなくても一定の仕上がりになる。方やマシーネンはというと、それでも良いけどガンガンタッチ入れていこうぜ!という感じ。筆ムラも味の一つ、タッチの違いや面の中での色のばらつきも許容する懐の深さがある。なので、割と好き勝手にガシガシやれる。ウォーハンマー得た色のバランス感や、塗装の引き出しが良い感じに出た。逆に、マシーネンを塗るとウォーハンマーにも影響があるので、いろんなプラモデルを塗ると良いことがある。

ピットロードの家は、これは本当に良いキット。ピシッと角の立った家のミニチュアってあんまりない。これくらいのサイズだと陶器のものとかはあるけど、あっちは角も丸くて柔らかな見た目で、ジオラマに使う木を模したマテリアルとも調和が取れていい感じ。こういう建物のプラモデル、もっとあるといいのにな。家はまだたくさんあるので、板に並べて集落を作りたいです。
今週の物販


