F1ってなんだか模型の中でも華がある気がする。これはずっとそう思っている。形も、精密な見た目もそう。デカールなどで表現されるグラフィックもそう。なんか、かっこいい塊。部屋に置いたらかっこよさで周囲の全てを吹き飛ばす。
安いということを教えてもらい、部屋にF1あってもいいか。とか、一回は作ってみたいと思ったのでそういう縁だと感じて買ったのはウルフWR-1。そのときには特集されている雑誌も教えてもらって、Kindle Unlimitedで対象だったので読む。こうやって安易に絆を結ぶところから模型製作が始まるのも楽しい。
作ってみるとよく分かるんだけど、F1に華がある気がするのはどのパーツも面白いからだ。見た目もそうだけど何が何だか分からないものでもあるし、あとはそう、他のジャンルとあまり被らない感じというか。車に近いかなーと思ったらタイヤのデカさとかも違うしなんかそういう、なんて言うだろうね。特別なものを作っている気がすごいする。むしろF1以外のキットで蓄積されたノウハウの終着点がここなのか?と思ったりもした。
製作の難易度はやっぱり高いなって思う。何がというとニッパー、カッター、ピンセット、接着剤などなど各道具を適切に使えるかどうかがまず試される。だから、一番最初に飛行機を作った自分と違うことがわかる。持っている道具とそれをどう使うか。頭の中で何をどうするのかも考えることが多い。切って貼る中に、どう切ってどう貼るのかが潜んでいる。デカールだってドライヤーでなじませたりしないとうまく貼れないし、よく見て貼らないと足元をすくわれる(リアウイングの側面のリベットのモールドとかな)。
ただ難しいといっても「テストを受けているような感じ」が面白くて、出来上がったときは奥さんに「二度と作らねぇ」とか冗談で言ったけど、遊ぶっていうよりも「挑戦」って感じが楽しかった。
今は、他にもう一個作ってみたいなって思っている。
それは前の記事で書いたんだけど俺がF1は「ここがこうだからカッコいい」という理由を見つけたから。「デカールは粘り強い人が上手に貼れる」という言葉にえらく感銘を受けて、そこからデカールを貼るのは大好きな作業になったように、自分の心になにか一つ、良い言葉がよどみなく流れ込んできたときは、次はうまくいく気がするからだ。
成型色の、黒と比べてみないと一見わからないような深いネイビーとゴールドのデカールやカナダ国旗の赤と白の組み合わせがどういうわけか和っぽいのがまたなんとも言えない見た目のカッコいいキットです。
側面の曲線も控えめながら流れを感じて気持ちがいい。トラディショナルな感じって勝手に思ってるけど、洋服好きだとわかると思う。
今日の物販
タミヤ 1/20 グランプリコレクションシリーズ No.64 ウルフ WR1 1977 プラモデル 20064
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- 発売日: 2010/10/29
- メディア: おもちゃ&ホビー
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セットで買うと面白いです。雑誌の方は読み放題対象。
エブロ 1/20 マクラーレン ホンダ MP4-30 日本 GP プラモデル 20015
- 出版社/メーカー: エブロ
- 発売日: 2016/05/21
- メディア: おもちゃ&ホビー
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次作りたいの。