学校などの組織における集合写真というのは能動的にまとまっているわけではない、集められた集合だ。その中で仲良し同士でまとまることはあるかもしれないけど。
プラモデルが完成したときに結構な確率で写真を撮る。ただ、それは完成品単体のものがほとんどだと気づいた。これをひと月ごとにまとめると、個ではなく群になっているのが面白い。既に撮影したものを切り貼りして一枚の絵にまとめるというのもありだけど、集合写真のようにわざわざ集めて取ると、大小さまざま、造形も多種多様ということでだいぶ面白いことになる。
完成品を無限に置くことはできないので当然処分することがあるし、これだけの量を作るとむしろ処分した量の方が多い気がする。
「捨てるとは何事か」なんてことは誰も言わないと思う。ただ、「作った物を捨てている」という状況だけ切り取ると作ることの意味はまぎれてしまう。作る意味はその時々だが現状は「楽しいから作る」であって、その楽しさは「狙い通りに上手くできるかもしれない」というものだろう。
そんな感じで毎日毎日猛烈な速度でプラモデルを作っている。趣味ってこういうものなんだろうなという自覚あふれる時間で、それが好きだからやっているんだと思う。味わった時間を束ねて写真を撮るというのは振り返りの面白さがあったので、2月もやりたい気がする。
今週の物販