Re:11colors

毎週水曜更新(2021年9月現在)。革靴、模型、日常。

俺、ヌギカケガールを褒める/Sculpt byサイトウヒール

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サイトウヒールさんが原型を手がけるマシーネンクリーガーの1/20の女性フィギュアの〇〇ガールシリーズ。ひらめきガール、カンガルーガールに並ぶヌギカケガールというキットがある。彼女は、他のガールたちと違って今も入手できる。というか、売れ残ってしまっているのかもしれない。他の二人はないけどヌギカケガールだけはある。というお店を何店舗か見かけた。かくいう私も3人とも入手したときに順列をつけるとしたらヌギカケガールは最後だった。ただ、塗ってみるとこの印象がガラッと変わるので、今日は私のヌギカケガールの好きなところを書く。

 

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まず、髪の毛が長いのがいい。それでいて複雑なディテールではなく抽象的にまとまっている。この辺にサイトウヒールさんのフィギュアをまとめる上での志向を感じる。大事なのは、何を造形するのかと同じくらい、造形しないのか。なのかもしれない。この髪の毛、塗ってみるとわかるがロングヘアーの毛の流れというのが面白いほどに形になっている。毛束感の無い造形はサラサラのロングヘアーという感じで肩にかかりながら胸元までスルスルと降りていく様子がよくわかる。

 

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加えてポーズが良い。これは塗る前から、正確にいうと「塗ろう」と思ったときに気づいた。無塗装で窓から光が差すようなところに部屋に置いておくと陰影がしっかりと入るし、ツナギを着るために今にもぐいっと上げそうな左腕の下の部分は明らかに影になるので、かなり暗い色に塗ることになる。陰影を理解しようと塗り進めるのであればこれほど面白いポーズもなかなか無い。明らかな影部分がはっきりと存在している。

 

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最後は顔。ヌギカケガールは無塗装の状態だと結構キツめの顔をしている。パッケージの見本なんかも、どちらかというと強い女という見た目。少なくとも「かわいい」とは異なるし「かわいい寄りの美人」とも少し違う。どちらかというと「かっこいい美人」なのだ。フィギュアの顔に関しては、眉や目などの福笑いに相当するパーツをどう描くのか?というのがポイントっぽいが、ここに塗る側のクセや嗜好が現れるので一概に「かっこいい美人」になる保証はないが、何の気なしに塗ると男顔になる。そこから、いわゆるメイクを施していくとみるみる美人に変わっていくから困る。

 

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おおよその男が考える口紅やアイシャドウの色から一歩踏み出して「かっこいいメイク」を調べれば無限のピンクとベージュの世界を見ることができる。「あれ、俺こういうタイプの女性、好きだぞ……」となればもうヌギカケガールの虜だ。他のガールとは異なる個性が髪型、ポーズ、顔に宿っている。市川実日子とかそっち系かな。どうだろう。

 

いるよね、漫画とかアニメで。男っぽい顔していて、ツンとした感じの女性。それが、ヌギカケガールだ。

 

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秋葉原イエローサブマリンスケールモデルを扱っている方のレジンキットのショーケースで割引されているヌギカケガール。このまま残るのなら、俺が全部買ってやる。

 

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