Re:11colors

毎週水曜更新(2021年9月現在)。革靴、模型、日常。

緑色の塗料越しに俺のフィギュア塗装のオリジンを見た夜。塗装日記12/24

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相対的に黒に見えるってなんじゃいという宇宙に飛び込みましたが、これアレですね。平成ラブコメの名作I''sのコミックスの表紙がわかりやすいですね……。

 

I"sのコミックスの表紙って、結構意味がわからないくらいガツンとくるタッチの絵なんですけど色遣いとか仕上がりを今、リアルフィギュアを塗る側から見ると理想の仕上がりの一つのような気がします。というか、俺の答えは多分これだ。

 

私はI"sの登場人物だと圧倒的に髪の毛を切った後の泉ちゃん派なのですが12巻の表紙ってやっぱりまだ頭の中に残ってる。ココアみたいなミルキーな茶色を地の色に使いながらかなり血色の悪い、黄色い肌で彼女の肌を表現しているのですが非常に良いんですよね。暗くてキーンとした緊張感と可愛さが混ざり合ってとんでもなく美人に見える。まぁ、美人だし髪を切った後のふわふわパーマヘア、お前か俺の好みの二次元女子の源流は……。

 

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12巻では確か泉ちゃんがかなり大胆な行動で主人公のイチタカに迫るシーンがハイライトだったかと思いますが、その辺の後がない感じと表紙の雰囲気があってるというか。というところで「泉ちゃんをどう塗るのか?」で彩られる世界観がある。そういう意味では物語序盤でストーリーを転がす役割を果たしてた、いつきあたりも何回か表紙に登場してますがその時々で色の塗り方で「どう見せたいのか?」を変えてきてる。

 

まっつくさんの女子高生のフィギュアを塗ってて、特に髪の毛をグリーングレーで塗ったあたりで「ブレザーの緑に対して彩度と明度が下がれば、ブレザーの緑と並んだ場合に黒に見える」ということに気づいたときに「俺が塗りたかったのはこういう感じだ!」と完全に理解したのですが、塗り終わったときになんか見たことあるな……と思ったらこれだったというわけです。I"s全巻持ってたもんな。表紙すげーよかったよな。なんて。

 

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「色をどう取り扱うのか?」というのは模型だけにとどまらずありとあらゆる創作のテーマの一つですが、俺の中では桂正和のI"sがそうだった。リアルフィギュアは「フィギュア美女メイク」という、数多くの名手が手がけた塗装を見ることができる本が最近出たり、春ごろに「カロリー別女性フィギュア塗装レシピ」も出ていて、どちらもポケモンの技マシンのように後天的に彼らの技術をある程度インストールできる本になっています。

 

私としては自分が感覚で塗ってた部分が技術として整備されている点でどちらも優れていると思いますし、そう言った技術や「この人には世界がこう見えている」みたいな感覚を摂取しながら「じゃあ俺にはどう見えているんだろう」という試行錯誤にリソースを割いて塗ってると今の私のように「これか!」とオリジンにたどり着くことができるかもしれません。年末、塗りましょう。

 

深夜の更新なので写真の色味がアレですが、気が乗ったら直します。

 

今日の物販

 

 

 

 

I"s、当時のコミックスか何かで持っとくが画集があれば欲しいですねこれ……。