いや、なんていうか横浜スタジアムの前の方の内野席って勾配が緩いのと席同士の感覚が近い。内野指定席S+はそんな感じ。
これは、スタジアムの収容人数を増やすとか、後ろの人も試合の様子がある程度見えるようにする工夫だと思う。S+の良いところは選手がマジで近いところかな。なので選手大好き!みたいな人はここで見ると気分が良いと思う。
横浜スタジアムへ行くきっかけとなったのは友人が「バートを見たい」と言ったから。マスコットキャラクターを見る目的で野球に行くというのは入り口としては良いと思うし、そういう意味では今のプロ野球っていろいろな集客手段を駆使して動員数を維持しているんだなと感じるところがあった。
バートが見たい!という人が他にいるかもしれないので一応バートのことを書いておくと、この日は18:00プレイボールで、球場には16:30頃に入ったと思う。それでどこにいるのか球場をうろうろしたがなかなか見つからず、Twitterで「バート」と検索したらグッズショップのすぐそばにいた。そんな感じで探すのが良いと思う。
私が面白かったというか「結構好きかも」と思ったのは、球場を撮影することだ。野球自体はなんだかんだで小学生の頃から見ているけど、球場を撮影する楽しさを知ったのは今回が初めてかもしれない。
外野のフェンスについた液晶パネルだとか、球場内に垂れ下がる旗などの装飾品でギンギンに新しいそぶりをしてる横浜スタジアムなのに、昔からある看板は非常にクラシックなところは特にグッとくるものがあった。
離れたところから撮影すると、観客をスムーズに入退場させるために階段が各所で伸びていたりと球場と街を接続させる設備があることが良くわかる。東京ドームなんかは周辺もひっくるめて作っている感じがあるし、神宮も神宮で街から少し離れたところにある。横浜スタジアムは街にあるんだなという感覚が階段などの設備からわかるのはとても新鮮だった。
観戦は残念ながら非常に暑かったせいもあり、途中で帰ることになった。とにかく暑い、人の熱気のせいだ。S+席は熱心なファンが多く、応援をされる方も多く、余計にそうだったんだと思う。都市対抗を観に行った東京ドームとも、別の友だちに「行こう!」と誘われたヴァレンティンが56号を打った神宮球場とも違う環境だった。2人で「暑いわ……」と言いながら休憩スペースで水を飲んだり、球場の脇でから揚げを食べたりして、帰宅しました。どっちも酒が飲めないので「ビールとか飲めると気持ちがいいんだろうな」なんて話していた。
最初は何のための休憩スペースだと思ったけど、この暑さの中では休憩スペースがないとしんどいですね。もっと離れた(傾斜があって、席の感覚もS+席よりも広い)席でかめのアロハシャツとか(友達は着ていた。俺も着たかった)着て、ダラダラ見るのは楽しいんじゃないかと思ってます。