Re:11colors

毎週水曜日更新(2024年6月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

理髪店を変えて4回目。その人の切り方をようやく味わえた日。

 

年始に「髪を短くして欲しい」と話したら、思いっきりタッチを入れるようなカットをされて「ああ、これがこの人の切り方なんだな」と理解した。自身のスタイルを存分に活かして切ってくれた髪型は私の行動範囲のいたるところで評判が良かった。私としても今までと違う仕上がりに「切る人によってここまで違うのか」と驚いたし、髪を切ることに面白さすら感じた。

 

というのも、昨年の秋頃から髪を切る店を変えたのだ。15年くらいカットをしてくれた人がやめてしまったからだ。その人の連絡先を店から聞いて「今はどこにいるのか、そっちへ行く」という話をしたら「来てくれるのは嬉しいけど、近場でいいところを教える」と教えてもらったのが今のお店だ。私が探すよりも確かだし、やめた自分の店を「俺がいなくてもいいお店だよ」と言わない様子に、信頼を覚えたのだった。

 

以前のお店の担当の人はカチッと形を作るタイプで、ビシッと音がしそうなくらいに綺麗な仕上がりだった。それには歳をとればとるほど効果を実感していた。反面、今の人はニュアンスを少しずつ決めながら全体の雰囲気を作っていくタイプだ。最初は、前の人のイメージから離れたくなかったので保守的なオーダーをしていたし、向こうも長年通っていた同業者からの紹介というのもあって、おっかなびっくりという感じでそこまでハサミでタッチを入れていくことはなかった。

 

少し考えれば、教わる人も好みも相手にするお客さんも違うので習得する技術の方向性は違って当然だ。今日は、髪を切って帰って来た。「この前よりも短くして欲しい」とはなして、理容師の切り方の違いの話をしながら、ザクザクとタッチを入れて行く様子を見ていた。最後にとにかく評判が良かったことと、「切っている姿を見るのが今は面白い」と伝えて帰って来た。

 

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