パンツはリーバイスの501、靴ならコンバース、アディダスにナイキ。レッドウイング。リーガルだってそうかも知れない。シャツはブルックスブラザースのボタンダウンにでもしておこうか。時計ならセイコーやG-SHOCK。まぁ、何でも良い。定番でトラディショナル、そんな物が模型にだってあっていい。
模型には、特に最初の一個の場合は買う側が「絆を感じるかどうか」みたいなことが大事だと思っていて、それは例えばフェラーリだとかランボルギーニだとか自分から遠ければ遠いほど割と容易く結ばれると思う。「いつか乗りたい」なんて。
反対に道路をバンバン走っている車に目をつけたりするのもグッドアイデアだし、俺はそのせいでプロボックスが毎日どれだけあらゆるところを走っているのかを知った。
ただ、もう一歩踏み込んで、結構かっこよくて、たとえそれきりでプラモを作ることを今はやめたとしても、置いておくにも悪くなく、作りやすいものはないのか。リーバイスやレッドウイングはそれに興味がなくなっても格好良いし、G-SHOCKだってとりあえず持っていれば出番がある。どれだって適当に用いてもだいたい大丈夫だ。
そういう、なんとなく置いておいて、存在を忘れてもまた思い出したらちょっとグッと来る。そんな模型。
タミヤのHONDA S2000 1/24は多分そういうキットだ。
成型色っていうプラスチックの色が絶妙で、色を塗らずとも前から見るとこんな感じでかっこよくなる。プレミアムトップコートの光沢って仕上げのスプレーを吹いてはいるけど、吹かなくてもかなりキレイだ。
車のデザインは俺は全然わからないけど気合が入っているのは写真を見ればよく分かる。シャープで勢いのあるデザインで、角がしっかりと立っている良い塊だ。
今もパソコンの横に置いているけど、横目でちらっと見たときの光の反射が非常に豊かで車の面白さを目で感じることができる。
また、オープンカーだというのがかなりのポイントだと思う。
オープンカーは中を容易に見られる。シートやハンドル、ダッシュボードなどなど。模型を始めミニチュアの良さは全体を眺められる楽しさと、グッと寄ってみたときの没入感だと思うのだけど、屋根で隠れてしまうとそうは行かない。
オープンカーはその点ラッキーな存在だ。あと、日常的に稀に走っているのも素晴らしく、なんか少し特別な感じがする。「あ、オープンカーだ」って特別に感じる気持ちは部屋にそれがあることをちょっと良しとしてしまうスイッチとして機能する。
「いいなオープンカーのプラモが家にあるのって」
なんて。
背面のランプ類は塗装の必要有りなんだけど、塗っても塗らなくてもそこまで変わらない気がする。ただ、車を何台か作ってて思うのは「コレ塗るだけで全然雰囲気変わる」ってこと。でもこのS2000しか作らないかもしれないし、仮に何台か作ることになったときに「確かに塗るだけで雰囲気変わるわ」って楽しみにとっておくのもいいと思う。塗っていないのがあるからわかることだし。
手で持ってみるとこんな感じ。
最近のスマホより少し縦が長いくらいで、邪魔にはならない。
自分が作った、かっこいいものが部屋にあるって絶対楽しい。
ビシッと引き締まった、伸びやかでスピンの効いた直球のようなデザインのS2000。
もっと良いところに書くべきだと思ってたけど、「タミヤ」で「ホンダ」なのが良いよね。
今日の物販
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