Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

2019-01-01から1年間の記事一覧

切り離されたパーツとパーツが組み合わさって

この車が欲しかったから作る。この戦車がかっこいいから作る。俺たちはいろんな理由でプラスチックが入った箱を買い、開け、バラし、組み立てる。 バラし? そう。プラモデルは一回パーツを切り離す作業があって、組み立てる。そこに注目すると「プラモデル…

靴の抜き差し

この手の靴は一つの、飛び道具みたいなものなのですが。 ドレスのデザインで、タフな革を身にまとわせてそのコントラストを楽しむやり口はずるいというか渋いというか、なんですかね。 「こういう靴がもっとあればいいのに」 と思うようなことはありますが、…

形と形のぶつかり合い

模型が部屋に置いてある置物と合うってのはこれはなんというか、部屋に置いてある置物と密接に関係があるので具体化される話ではないんですけども。 ただ、何にでも合う状態がきっと、それぞれの模型ごとにあって、それを俺の中ではキット毎に纏うフレーバー…

豚色のポルシェの奥深さ

テレビの画面をピンク色のポルシェが走る。 当時の俺はポルシェ934イェーガーマイスターを組んだ後で、いよいよ俺もレース関連の番組を見るか。なんて思った瞬間の衝撃だった。 レーシングカーのデザインは車のシェイプとスポンサーカラーが交わる交差点に生…

色について

ああ、今日はプラモデルの色について話そう。 色。そう色だ。色というのは非常に扱いが難しいが、楽しい分野だ。 特に今は、黒を白にするようなことが簡単になったし、今後ももっとそういうことは進んでいく。きっとムラなく、すぐに色を塗る事自体もいつか…

むき出しの形と誠実さ

世の中には様々な模型がありますが、それでも未だに形になっていないもののほうが多く、それは今後も変わらないような気がしています。 その中でもトラクターは形になっていないもの寄りの形になっているもの。要するに「キットはあるが数は少ない」という状…

プラモの飾り方

プラモのある生活という記事を書いたが、それを実現するためには飾り方が大事な気がしている。 re-11colors.hatenablog.com この言葉自体がものすごく抽象的なものではあるが、私の場合はちょっと目をやるとプラモがあるとか、暇なときに少し飾り方を変えて…

農耕機のキーリングとかいうかわいい存在

農耕機ってなんすかね。昔のものは特に可愛く見える。不思議だ。 可愛いものはかなり好きなのですが、もろトラクターみたいなプラモデルはあんまりなくてその辺は、今後の展開に期待しましょう。海外製のものを手に入れてみてもいいかな。なんて。 機能に従…

ロードスターと好きな色

カーモデルの白いボディは色を塗らないという選択をしにくい存在でありながら、一方で好きな色に塗りやすいという側面を持っています。この辺は成型色を生かして仕上げると考えるとマイナスですが、塗るのであればむしろありがたいというのが現状です。 そし…

ロードスターで遊べ

俺は車に乗るならオープンカーだとずっと思ってる。 車種はなんだろう。免許ないし、方向音痴だし、乗らないからな……なんてこの話は幕を閉じない。 俺の人生の書である「帯をギュッとね!」と「モンキーターン」。そして「とめはね!」の作者である河合克敏…

完璧の悪魔とフェラーリ

「無駄のない形」などということをたまに口にするがそれが本当にそうなのかはその時の思いつきで言っていることがほとんどだったり、その場ではそうであったりしてあとで振り返るとそうでもないことがあったりして無駄のない形ってなんだろうかという気持ち…

ミリタリーミニチュアの魅力はその都度違う

ミリタリーミニチュアってフナかなにかなのでしょうか。 最近、車が超楽しくて車ばっかり作ってたらフェラーリの360スパイダーのボディの仕上げを失敗してめちゃくちゃしょんぼりしてミリタリーミニチュアに泣きながら帰ったんですよ。もうカーモデルなんて…

プラモのある生活

「プラモのある生活」というのは中々実現し難く、禁欲的な要素がいくつか出てくる。これが非常に難しく、部屋の主のセンス、というよりも理性が試されるところだ。というのも大概は一つ作るとまた一つ作りたくなるのでそれが2、3ならまだしも10も20も増える…

指とプラモ

1/24 マツダ ロードスター発売記念 スペシャルトークショー この動画を、超音速備忘録のからぱたさんに勧められて見た。 冒頭のホワイトボードに描いて見せる車のスタイリングの話がとても面白くて、面白くて仕方がないのだけど、デザイナーの中山氏とクレイ…

俺とVOLVOと四角の話

BEEMAX VOLVO240を作りました。かっこいいです。

模型三話-2-

模型のセレクトショップってあるのでしょうか。 そこには、それぞれの模型のPOPなどの説明書きがあったりするというアレ。 僕もそんなにわからないので相当適当なこといってますけど、そういうPOP感覚でこのあとの三種のプラモデルについての説明を読んでも…

「こうやって手元に置けますしね」の本当

俺は、人に何かを勧めてもらってそれをそのまま買うとかそういうことが結構好きで知り合いに勧められたものとか、中の良い店員さんとかに「オススメ教えてくださいよ」と話してスパッとそれを買ってしまうことが多い。 これは、いいカモになってるとか、何も…

平成の呪いを解きに行った話

BARACUTA。というか、ドッグイヤータイプのブルゾン。 この服は、高校(私服だった)時代に友人がよく来ていてかっこいいなと思ってて、ほしいなとずっと思っていた。当時は古着屋を脚で探すくらいしかなかったんだけどそれでも探している生地の感じのものっ…

自分の手で芳醇さと絆を纏わせる

まずはこの記事を読みましょう。 踊る芳醇さ|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト と、いっても長いし、全く馴染みがないものでもある場合がほとんどだと思うのでざっと自分の糧になったところをまとめると 馴染みのあるものや、なお…

優雅な曲線に立ち入る ルノー タミヤ1/24アルピーヌ ルノーA110 モンテカルロ'71

そもそも、車種とそれを模型にするメーカーの相性ってあるのでしょうか。 革靴だとスニーカーがイケるところとか、細くスタイリッシュなものが得意なところとか、まぁ色々あります。苦手なことをやったんだろうなーなんて思うこともありますが、模型でもそう…

飽きと完成

スルメのような人間の反対語はガムのような人間だそうです。 模型って「今日はここまで。今日はここまで」ってじっくり作っていくのっていかにも素敵じゃないですか。でも自分でそれやってみると、ある瞬間飽きかけたんですよね。 あれがすごい不思議。俺が…

模型三話

紳士靴四十七話という、伝説の本があります。 文フリで累計100冊くらい売った記憶のある革靴に関する本ですが、そこには「ネットオークションで買ってもらうために」という理由で様々な切り口で革靴の魅力を書いた文章が多く載っています。 それの、模型バー…

力作の生まれ方 タミヤ プジョー206 WRC

合唱コンクールてあるじゃないですか。「男子ちゃんと歌って」のやつ。 中学三年生の頃に御多分に洩れず、ちゃんと歌わない男子だったんですけど、途中経過の発表会みたいなので一年生がとても上手くてなんかそれで火がついちゃったんですよね。三年生が。 …

曖昧を曖昧で包み、形にするイタレリ ルノー5

イタレリ社のルノー5 アルピーヌの記事です。

俺の思う最強の靴修理屋を超えた店へ行ってきた

最強の靴修理屋ってなんですかね。 これは難しい問題です。なぜならみんなそんなに考えていないからです。 ただ、大きな問題として、靴修理は業務の特性上、汚れてしまうという欠点があります。そしてですね、 「結構力いるんだな!」 とか 「その割に仕上が…

塗らない車の国連感

昔、平林奈緒美ってデザイナーが「国連のものが好きだ」と話していたのを急に思い出した。 調べてみるとやっぱりそうで、そこには記憶のとおりに白い車が載っていた。 sanaegogo.exblog.jp これ見てたら、なんか白いボディのカーモデルって色を塗らなくても…

Revell 1/24 ベントレーブロワー の「なんとかなる」感

ベントレーのブロワーを作った話。

チャッカブーツ9852

「戌年の頃に犬のタグのある靴を」が目標でしたが、すっかり年を跨ぎました。 結果的に「こういうのないかなー」と思っていたものが手に入ったので今年も幸運です。 チャッカブーツは羽根が生み出すV字と爪先の緊張感がポイントです。 8番ラスト、1940年代に…

俺達はエンジンと生きている

昔、鯨の肉の缶詰を食べたときに「ああ、これは哺乳類が海で暮らした感じの食感がするな」と思ったことがあります。 この「PLAMAX MF-21 minimum factory みのり with ホンダ耕耘機F90」はいざ組み上げるとどこかそんな感じがするキットでした。 メインのボ…

組まずとも感じるハイパー耕耘機と人の関係

PLAMAX MF-21 minimum factory みのり with ホンダ耕耘機F90 1/20スケール ABS&PS製 組み立て式プラスチックモデル 出版社/メーカー: Max Factory 発売日: 2018/05/25 メディア: おもちゃ&ホビー この商品を含むブログ (1件) を見る 買いました。まだ組んで…