模型
先日、プラモデルを買って、箱を眺めているときに驚いたことがある。それは「この箱絵みたいに塗るにはどうしたらいいかな」という気持ちが真っ先に発生したことだ。 以前はそんなことは全くなく、自分で好きな色に塗るのが一番良いと思っていた。というか、…
「思ったよりも」という言い方を、安直な褒め言葉として良く使ってしまう。それに、何かを手に入れるときの理由も大抵そんなものだ。 タミヤのキャンパスフレンズセットⅡの原付に乗る彼女は、そういう「思ったよりも」な存在だった。なぜこんなにも原付に寄…
「現代将棋を読み解く7つの理論」という将棋の本を読んでいる。なお、将棋は弱い。 将棋界を題材としたものは羽生善治の著書や村山聖について書かれた漫画などを読んだりしている。勝負の世界に身を置く人たちの話に触れられるという意味で、結構好きだ。 で…
私がCHEVY NOVA WAGONのプラモデルを買ったのはアメリカのミニカー「Hot Wheels」でその見た目に惚れたからだ。 子供のころは、車という文化に触れることはほぼなく、セダンやクーペをメーカー名だと思っていたし、VOLVOとBMWとフォルクスワーゲンはいまだに…
デカい飛行機のプラモデルを作りたい。というのは対して理由もなく衝動的に起きることだ。 プラモデルという世界は接着剤と使うものと使わないもので分けられていて、例えば100回接着剤を使っても、接着剤を使わないプラモデルの楽しみはわからないし、反対…
今日から静岡ホビーショー2022が行われている。個人的にマックスファクトリーというメーカーが発売している「ミニマムファクトリー」というシリーズが好きなので、新作を楽しみにしていた。 マックスファクトリーは、静岡ホビーショーみたいなイベントではYo…
4枚の写真を用意するというのは、4枚の制作過程を切り取った写真が必要ということでもある。というのが最近わかってきた。 そう思うと完成してからでは遅くて「とりあえず撮影しておくかー」という感じでランナーの写真を撮ることになる。 箱の中身を全てキ…
革靴なんかは、理論上履きやすいフォルムを形にしてしまうと、結構生々しい足の形になってしまいあんまりかっこよくなかったりする。 見た目と履きやすさのバランスをどう取るのかという課題は、一人一人の足に合わせて設計されるビスポークシューズの場合に…
仕事が終わって家に帰って横になってダラダラしたり、椅子に座ってボケーっとTwitterやYouTubeを眺めるなんてのも楽しいっちゃ楽しいんですが。 それらの時間って楽しいけど手元に何も残らず「ああ夜だ寝よ寝よ」なんて素直に寝れればいいけどそうもいかずに…
「あなたって、つくってる最中もプラモデルを褒めてるのね」 最近、電話越しに話しながらプラモデルをつくることがある。そのときに私は「色がいい」とか「かわいい」とか「今までで一番いい」と自分がつくるプラモデルに賞賛を送っていたら、そういう風に言…
プラモデル趣味は「作る」「集める」「調べる」が主な楽しみ方だと思いますが、今日は「管理する」という楽しみの話をします。 「コレクションに紐づいた目録をつくろう」という、あるブログの記事を読んで、私は目録の必要性を感じました。目録は、コレクシ…
「時代に愛された顔」っていうのがありそうな気がしていて、私がそれを最初認識したのは蒼井優だ。当時の今っぽさとは少し違う見た目だったと思う。そのふんわりとした個性を抱いたまま一躍人気となった。こういう存在って突然現れるし、しかも今までと違う…
今は肌色の塗装に魅力や上達の喜びを感じているのだけど、それを最大限に味わおうとすると必然的に肌の面積が広いキットを塗ることになる。左手工房は割と肌色の面積が広いキットを多く出していて、私が左利きなのも手伝って前から気になっていたメーカーで…
「今から、水色が一番暗い色になります。なので黒に近しい暗色は全て水色になります」 相対的に色を塗るという発想がわかるようでわからないので試してみることにしたが、要は冒頭に書いたことっぽく、ではなぜ水色にしたのかというとコントロールカラーとい…
「絵が上手くなりたかったら快楽天を一冊買ってきて、まるまる模写するといい」 そんな嘘か誠かわからないウワサがインターネットには潜んでいるのだけど、この練習を実践した人物を観測することができないので嘘っぽい感じが漂う。それでも「あー、なるほど…
大人になって突然プラモデルを作り出すと、いろんなことに気づくし、それぞれの瞬間に面白さを見出すと思う。面白さというのは興味深さとでもいったらいいのだろうか。 例えば、車一台作るにしても、急に「あ、ごめんタイヤもう一個必要だわ」なんていう説明…
組み立てに比べて、塗装は今年の夏まで苦手だった。 苦手な上に「楽しい!」と思えることはほとんどなくて「塗装された完成品が欲しいから仕方なく塗る」という感じ。まず準備が大変だし、筆塗りだと思ったような見た目が得られず、苦手意識しかなくて、嫌だ…
あまり知られていない可能性があると思うが、接着剤を使うプラモデルは、組み立てるだけで楽しい。とにかく楽しい。今も楽しいし、ずっとこれからも楽しいと思う。最初に接着剤を使ったプラモデルを色を塗らないで完成させたときは本当に驚いた。均一な色の…
高校は私服だったので制服姿の女子高生をあまり知らないから、どうなるかなと思っていたら作っている最中に私は私の女子高生を発見した。まっつくさんの女子高生のフィギュアのすごいところはリアルさもそうだがポーズによって場面を演出しているところだ。…
疲れているときは深夜にMCバトルをダラダラと見て、さらに疲れたら寝る。みたいなことをしていてこのままズルズルと沈み込んでいく。そこでAuthorityって20代前半のラッパーが言うんですよね。「上手いとかっこいいは分けておきたい」って。こんなことをバト…
気づく、再現する、気づく、再現するの連発が楽しいけど疲れるわけなんですが、まぁ趣味だしうまく行っているので良いかなと思っています。 先日、まっつくさんの女子高生のフィギュアの顔を塗っている時に右から左に走る筆のタッチが綺麗だなと気づいて眺め…
相対的に黒に見えるってなんじゃいという宇宙に飛び込みましたが、これアレですね。平成ラブコメの名作I''sのコミックスの表紙がわかりやすいですね……。 I"sのコミックスの表紙って、結構意味がわからないくらいガツンとくるタッチの絵なんですけど色遣いと…
先日、久しぶりにフィギュアペインターの村上圭吾氏の配信を見てみたら、作業風景の手元とグリーンバックで背景を抜いて自分自身も映るスタイルになっていて、そうなることで「彼が何をしているのか、考えているのか」がよくわかるようになったことに驚いた…
私は部屋に時計がないと落ち着かないタイプの人間で、一人暮らしを始めたときからアナログ時計を壁にかけてデジタル時計は机とか棚に置いておくのが定番だった。 ただ、夏ごろに知り合った人と「休みの日は何をしているのか」だとか「仕事が終わってから何を…
私はプラモデルを作るのも、(レジンも含む)フィギュアを塗るのも早い方だと思う。これは早く出来上がりが見たいという気持ちの現れだと思うし、集中力が短時間しか続かないとかそういう適性の問題もあると思う。1/24だとか1/20という縮尺のリップクリーム…
まとめて2つ。 ZEALOT MINIATURESのDjinnとKingdom Death "Death high stan Y"の二つ。 ファンタジー系のミニチュアの良いところはモチーフの持つ雰囲気の良さに合わせてファンタジーなので何色に塗ってもいいという自由さと、その自由さが異様に広いところ…
「キケンな魅力がある」と言ったら語弊がありそうだが、まっつくさんのJKフィギュアの第一印象はそんな感じだった。 というのも、気軽に実物を見られるレジンフィギュアの中で異様なオーラを放っていたからだ。なんか、めちゃくちゃ甘いチョコレートを食べて…
俺は仕事中はとにかく早く帰りたいし、少しでも売上をあげたいし、暇な時間を作って 「この時間にもお金が発生してるなんてすごくない?」 と仕事仲間に話しかけてケタケタ笑っているのが好きなタイプの人だ。 とにかく早く早く早く成果を出したい。そして暇…
どういうわけか、妙なミスが何度も起きてしまいその度に上手くなる不死鳥みたいなプラモデルだった。フィギュアは塗装を落とす作業を行なっている最中に細かなパーツが折れたりしないのが良い。 まず組み立てた後のスプレーを3回ミスってる。厚く吹いてしま…
最近ようやく写真撮影が楽しくなってきて、悩むことも増えたのでその辺をまとめるための記事です。 モノブロックが欲しいのは、なんでだろうか。 モノブロックが良い!という話を聞いた。確かにモノブロックは良い。持っていないのになんでわかるかというと…